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「来る!自由解放、バンザーイ!」 ー余市町市 Cさんー |
| どこかの国の抵抗勢力の話ではない、長い勤め人暮らしを卒業し、いよいよ人生最大のハッピー年齢である。 時間に縛られない、人に縛られない、長い間憧れた自由時間の“刻”が来た。 さァ、あの世からの招待状が来るまでに、やり残した宿題を見直そう。 あの主人公が生まれた土地に行ってみたい、あの祭りに出逢いたい、あの川に住む魚に糸をたれたい、あの山から雲海を眺めたい‥‥‥。 帰る時間を決めなくていいのだ。 旅を続けて50年、テントからコテージ旅。今では1DKの車輪付き。 とりあえず出かける!これが出来るのがキャンピングカーの魅力である。 |
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| 不便さ狭さ、まるでママごとのよう、私たちは多分キャンピングカーの中で子供に帰れるのかもしれない。 あの幼かった頃の自由さ純粋さ(ウン?)、面白がることの喜び、楽しむことの真面目さ、まさにお金では買えないかけがえのない“刻”。 キャンピングカーはそれを手繰り寄せてくれる最大の入り口なのかも知れない。 夜はシアター付きのディナーを楽しみ、眠れば北京のオリエンタルホテル、パリのリッツ、いずれにしてもキャンピングカーはわが家のスーペリヤホテルである。 ゆえに私は愛馬を撫でるが如く車拭きに専念し、名馬につきもののわが愛車の名は“エ〜出るワイフ(エーデルワイス)”、我が家の電話も4379(資産なく)と人は言う。 さァ、出かけるゾ、男の自由を満喫するのだーーーーーー、 しかし、歴史は想像を越えて一人旅はままならぬ。 |
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| 旅に出れば忙しい。朝は湯を沸かし妻のコーヒーをいれ、パンにするかご飯にするか、お伺いをたてる。妻の起床後、ベッドメイクに食事の用意、妻は何やら顔をペタペタ修正中。山の中でも化粧をするのは何故なのだろうを思うが、私は聞かない。タヌキやキツネしか遭わぬというのに、イソイソと鼻歌まじり。 朝市へ出かけることもあるが、大抵は年配のおばちゃんばかり、別に化粧をしたからといってもエキストラにもなれまいに。 しかし、いくら心に思っても私は人間が出来ているので、決して口には出さない。 私は大望も野望も抱かず、民衆の星になんてなろうとも思わず、私は私の人生の星を見つけるのだ。 |